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着磁コイルと着磁ヨークの違い

着磁コイルとはどのようなものか

着磁コイルとはどのようなものか

磁石にするための素材を着磁させる際には、着磁素材を入れるための「着磁コイル」が用いられます。この着磁コイルは着磁の際に一般的に用いられる装置ではありますが、弱点も持ち合わせています。

着磁コイルの弱点

単極着磁のみ 形状が筒状になっているため、コイル内にはN・S 1組の着磁が可能となる磁界が発生します。つまり、着磁コイルは単極着磁しか行えないのです。
用途に制限がある 単極しか着磁できないと、磁気の力は弱くなります。例えば、単極着磁でシート状の磁石を製作した場合、壁などに貼り付けてもはがれやすく、実用的ではありません。つまり、着磁する素材の形状・着磁後の素材の使用用途が限られているのです。
この単極と多極の違いに関しては、以下「着磁コイルと着磁ヨークの違い」をご覧ください。

着磁ヨークとはどのようなものか

着磁ヨークとはどのようなものか

着磁ヨークは、基本的に着磁コイルと同一の原理で作られたもので、複雑な形に加工した鉄を使用して作られます。そのため、前述したような着磁コイルの持つ弱点をカバーする役割を持っています。

着磁ヨークの用途

よく知られている用途に、初心者マークを始めとしたシート状磁石の着磁が挙げられます。シート状の場合は、波打った板状の着磁ヨークに電流を流すことで製作しています。また、この着磁ヨークを筒状にすればモーターの着磁などに使用できます。

 

つまり、着磁ヨークはその形状を変化させることで様々な形態の素材を着磁することができるのです。また多極でそのため、着磁ヨークは基本的にオーダーメイドとなっており、その作成には技術力や確かなノウハウが必要になります。

着磁コイルと着磁ヨークの大きな違いは着磁できる極の数です

着磁コイル・着磁ヨークの一番の相違点は、着磁できる極数です。そのため、作りたい磁石の用途に応じて着磁コイルと着磁ヨークを使い分ける必要があります。

 

上記の通り、着磁ヨークは基本的にオーダーメイドです、着磁コイルも大きさによってオーダーメイドにすることが必要です。

着磁コイルと着磁ヨークの大きな違いは着磁できる極の数です

上は着磁コイルで着磁した(単極)ホワイトボードなどに貼り付ける磁石です。下は着磁ヨークで着磁した(多極)シート状の磁石になります。

マグネシートを使用すると、その磁石が何極で作成されているのか一目でわかります。
マグネシートは弊社で販売しています。

 

さらに、永久磁石を作るためには電源装置が必要になります。当サイトにて着磁に使用する電源装置についてもご説明します。

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